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2009年2月 5日 (木)

想いを込めて*

こんにちは。
青馬窯銭本です。

今日は朝から 青馬窯にて、
縄文土器作り、フォトフレーム制作
に引き続き、町内の小学校の授業の一環として
陶板制作を行いました。

来月卒業式を迎える6年生担任の先生が
年度始めから、何が子供たちに思い出深いもの
を制作させたい、と案を練ってこられた企画です。

Dsc00110
素焼きの陶板と陶芸の絵付けに
使われる、呉須とべんがら。
これを使って、
自分の想いを込めた大きな一文字
を描いていきます。

文字のご指導をしていただいたのは
吉備高原在住の書家の先生です。

子供たちが素直に心と向き合い
文字を引き出せるよう、導いてくださりました。
焼き付けることにより、
君たちの文字は未来永劫ずっと残るのだ、
とのお話に、緊張感が高まります。

Dsc00075
候補の数枚から陶板に描く、
一文字をみんな真剣に選んでます。

陶板上ではやり直しがききません。
一発勝負。更なる緊張感が伝わります。
工房がシーンと静まりかえり、

それぞれに筆を運びはじめました。
呉須やべんがらは墨より粒子があらく
筆運びにみな、戸惑ってるようです。
Dsc00084
子供たちに刺激を受け、
教頭先生も飛び入り参加です。
Dsc00092_2
恵・・・さすが、おやさしい教頭先生の一文字ですね。

Dsc00091
クラスのボス、担任の先生も
黙ってはみていれません。
入魂の「心」です。
このような大きな心で、このクラスを
まとめてこられたんでしょうね。
素敵です。

最後にやはり、書家の先生の一文字を!
とご無理をお願いしました。
先生の選ばれたのは「海」
宇宙からも見ることのできる海。
生命の源である海。壮大な一文字です。
Dsc00103

そして全員の作品集結!

Dsc00109
こんな素敵に完成です。

この後この上にそれぞれが、
慣れないながらも一生懸命釉薬をかけて終了。

とても楽しい時間でした。

数日後、1250度で焼成します。

後は火の神さんに無事に出来ることを
お祈りいたしましょう*

みなさんお疲れさまでした!

出来上がりはまた、こちらで公開させていただきますね。

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