クラフト&ギャラリー 幹
こんばんは。
[ yumizu ]坂田です。
遅くなりましたが、
6月7日~12日まで開催した
倉敷での馬耳西風展の様子をお伝えします。
私たちが作品展をさせていただいた、
「クラフト&ギャラリー 幹 」は、
倉敷の美観地区の中心にある大原美術館の真裏にある、
倉敷では老舗のギャラリーです。
2室のギャラリースペースに、店主の幹さんのセレクトによる
アジアやアフリカ、南米の雑貨がセンスよくディスプレイされる
ショップがあります。
隣接する古い民家も「幹」のギャラリーです。
私は学生の頃から、倉敷に行くと必ず立ち寄っていたギャラリーなので、
縁あって作品展を開かせていただけるのが、
光栄であると同時に不思議な気持ちになりました。
オーナーの幹さんは、ニット作家でもあります。
カラフルな模様編みのセーターが主で、
もちろんデザインも幹さんオリジナルで、
全て1点ものです。
一年に20枚ほど制作され、
2年に一度展示会を開かれるのですが、
毎回、40点あまりの作品が初日で完売するとのこと!
昨年末に開催された展示会におじゃました銭本さんから、
「すごかった!すごかった!」とは聞いていたのですが、
いったいどうすごいのやら…。
一度ぜひ作品を拝見したいと思っていました。
幹さんはお忙しい合間を縫って、
お店番されている時はずっと編んでおられます。
写真は、私たちがおじゃましている時に編んれおられた
カーディガンです。
2センチ角くらいのカラフルな色のチップが散りばめられた
デザインで、よくこんなに複雑な編みこみができること!
図面を拝見して、またびっくり!
方眼紙に綿密に計算されて書かれた図面は、
見ているだけで気が遠くなりそうでした。
お願いして過去の作品の写真を見せていただきましたが、
またこれが素晴らしかった!
ひとつひとつの作品が素晴らしいことは言うまでもなく、
点数の多さにも驚きました。
そして、それらがすべて売れていることにも!
幹さんにもお話したのですが、
最後の1点が売れるということはすごいことで、
それはひとえに幹さんの作品の「作品力」のなせる業です。
私たちの作品展に立ち寄ってくださったお客様の中にも、
幹さんのファンの方が大勢いらっしゃり、
幹さんのセーターを着て来てくださった方もいらっしゃいました。
ギャラリーを経営しながら、作家としてもの作りにも妥協せず、
多くのファンに愛される幹さんは、
華奢な体を絶えず動かして、淡々と目の前の仕事をこなし、
淡々と倉敷の人たちとおつきあいし、
とてもおおらかに生きておられるようで、素敵でした。
作家として、ギャラリー経営者として、
そしてひとりの女性としてとても魅力的な
幹さんに接することができたことは、
私にとってとても大きな収穫でした。
倉敷にお越しの際は、ぜひギャラリー幹にお立ち寄りください。
(次回の幹さんおニットの展示会は、来年の年末です。)
クラフト&ギャラリー 幹
倉敷市中央1-6-8
086-422-7406
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