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2011年9月

2011年9月28日 (水)

朽ちる土(土の記憶)

こんにちは。

青馬窯銭本です。

相棒の朽ちる布に続き、
私の土のほうも少しづつ完成してきましたので
朽ち美展を前にちょこっとお披露目。。


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命あるものでも、道具としてのものでも。。。
ものは朽ちたら「土に戻る」とよく表現されます。

命を全うし、土に戻る美しさをとどめられたら、
と挑戦してみた”土の記憶”です。

その儚さと繊細さを、
より伝えられるように、土壌になる土の部分は泡を立て
メレンゲのようなテキスチャにしました。
その上や中に、土にもどっていく素材を閉じ込め、
長い時間かけてゆっくり乾燥させ、
高温で焼き固めたら、
それは二度とカタチをかえない、
永遠のカタチとなりました。

普段、食器を作っている私ですが、

今回の展示会では、今まで使っていた
素材の意外な可能性を見いだすことができたように思います。


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2011年9月25日 (日)

作業ズボンまえかけ

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こんばんは。
[ yumizu ]坂田です。

「朽ちてゆくもの」というテーマでまえかけ作りを続けています。

これは、ペンキ屋さんの汚れた作業ズボンをまえかけに
仕立てたもの。
工事現場で作業中のおじさんにいきなり声をかけて
お願いしたら、あっさり快く譲って下さいました
人生、当たってくだけろ です。

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一本のズボンから、2枚のまえかけができました。
しかも、ズボンの布を少しも余すことなく、
全部使いきることができました。

男っぽい汚れたズボンを
あえて、女らしいスカート風のデザインにしてみました。


このまえかけを作る作業はとても楽しい!
また作りたいと思っています。
次は、ぜひニッカポッカで。

10月のグループ展の会場で、
ぜひ試着してみてくださいね。





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2011年9月22日 (木)

10月8日(土)から5人展

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こんばんは。

10月に開催する5人展の案内状がようやく出来上がりました。

今回は、スタイリストの国吉さんのはからいで、
写真家の泊昭雄(トマリ アキオ)氏に写真撮影をしていただくことができ、
メンバー一同感激しています!

泊さんは、数々の大手企業の広告写真をてがけられ、
ニューヨークADC賞や朝日広告賞を受賞されています。

撮影作品のスタイリングはモチロン国吉さん。
花、消しゴムはんこ、器、まえかけという異質なものばかりを
違和感なくしっくりと組み合わせていただき、
これまた一同、「さすが!」と興奮しています。

案内状もできあがったところで、5人展まであと2週間!
会場で皆様にお会いするのを楽しみにしています。

なお、10月7日(金)17:00より
レセプションパーティーを開きます。
どなたでも大歓迎ですので、お時間の許す方は
ぜひぜひパーティーにお越しくださいませ。



「朽ち美 kuchibi」展

2011年10月8日(土)~13日(木)
11:00~18:00
※レセプションパーティー 10月7日(金)17:00~20:00


 中村仁美 フラワーアレンジメント
 
 坂田充代 消しゴムはんこ

 銭本眞理 陶芸

 坂田真由美 まえかけ

 国吉玲子 スタイリング


school (スタジオ スクール)
大阪府池田市城南3-6-16
072-752-5577
※お車でお越しの際は、近隣のコインパーキングをご利用ください。
 アクセスはコチラから→ 

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2011年9月16日 (金)

朽ちる布

こんばんは。
[ yumizu ]坂田です。

「朽ちてゆくもの」というテーマで、
グループ展に参加する5人がそれぞれ制作に励んでいます。

中村さんは植物で、
坂田充代さんは消しゴムはんこで、
銭本さんは土で、
私はまえかけ(身にまとう布)で、
そして国吉さんは4人の作品をスタイリングすることで、

「朽ちてゆくもの」を表現するのですから、
想像するだけでワクワクします。

他のみんなの作品を見るのは本当に楽しみですが、
自分が制作するとなると、
楽しいばかりではなく、産みの苦しみもひときわ大きくて…(笑)

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布が朽ちるというと、最初に思い浮かぶのは古布です。
近頃は、昔貧しかった農民がツギハギを重ねて
大切に着た着物の「ボロ」としての美しさを見出して、
高値で売買されたりもしているようですが、
今回は、私はあえて古布や本物のボロ布を
使ってまえかけを作ることはしません。

布が朽ちるということは、たとえば、

破れる、
色あせる、
はげる、
穴があく、
伸びる、
汚れる、
毛玉ができる、
ほどける、
燃え落ちる…

などなど様々な朽ち方があり、
その中で、美しさを見出すことができる朽ち方を選んで、
表現手段として用いています。

写真(↑)のまえかけは、
「裂く」ことで、布に落ち葉のモチーフを描いてみました。
枝から落ちて、やがて朽ちて土にかえる落ち葉を、
布を裂いて表現することで、使い込むうちに
布そのものもどんどん裂け目が大きくなって
ボロボロになるように…。

まだ未完成なので、果たしてどんな風に出来上がるやら…。

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別のまえかけでは、
こんな(↑)スケスケの布を使ったりもしています。
決して、お色気たっぷりのエプロンを作るわけではありませんよ。

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2011年9月12日 (月)

朽ちていく。

こんばんは。
青馬窯銭本です。

10月7日から開催されるグループ展。
何だかいつもの作品とは違うな、と感じられた方!
そうです、今回私たちが挑戦するテーマはコレ!

「朽ちていくもの」

私もここのところ、
土の持つ、朽ちていく美しさはなんだろう。。。
と頭を悩ませています。

アホな頭を使うより、まず土と遊んでみよう!

。。。。ということで、

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こんなことしたり。。

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こんなことしたり。。

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こんなことしてます。

同じ土でも、水分をコントロールすることで様々なテキスチャが生まれてきます。

朽ちていく、その最後の瞬間の美しさを焼き固めたい!
陶芸家としての醍醐味です。
今回は新しい挑戦がイロイロできそう。

楽しみです。

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2011年9月 6日 (火)

制作中

こんばんは。
[ yumizu ]坂田です。

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編み物が大好きな母が編んだセーター。
毛玉だらけになったり、ダラーンと伸びてしまって
着られなくなったものを、熱いお湯と洗剤で乱暴に洗うと、
縮んでフエルトのようになります。

それを、ジャキジャキ切って、縫い合わせて…。

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↑ こんなものを作りました。
寒い日のひざ掛けよのな、スカートのような…。
肩から羽織るとマントにもなります。

現在、色違いを制作中。

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2011年9月 3日 (土)

制作中。

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10月のグループ展。
花、消しゴム、布、土を扱う作家が、
ある一つのテーマに添って作品を制作します。

土を扱う私は、グニョグニョ、アワアワ、虫食い。。
そんなテイストのものを作ってます。

今日の写真はグニョグニョ。。
まだ土のままですので、これから焼いてオモシロいテイストに仕上げます!

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