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2011年3月 9日 (水)

国銅

110308kokudou

こんばんは。

お友達から借りたものの、
本の分厚さになかなか手に取ることができず、
積読状態だったのですが、
出だしをチラッと読んでみたら、一気にはまりました。

帚木蓬生(ははきぎ ほうせい)の「国道」(上・下巻)です。

奈良時代に、大仏建立の詔が出され、
山口県長門の銅の採掘所で人足として苦役に耐える主人公
国人(くにと)が、奈良まで命がけ旅をしてたどり着き、
大仏建立の苦役を務め上げ、再び故郷に戻るまでのお話。

文章力のない私には、
この本の素晴らしさを語ることができないのが悔しいですが、
大河ドラマのような壮大な物語なのに、ただただ淡々として静かなのです。
物語の顛末が知りたくて急いで読みたい気持ちををぐっとこらえて、
美しい文章を味わってゆっくり読みました。
傑作だと思います。
そして、この本はこれからも機会があるごとに
繰り返し読むだろうなと思ったので、
上巻の半分くらいまで読んだところで、自分用に購入しました。
自分に息子がいたら、国人と名付けたい…。
とにかく、それほど素晴らしい物語でした。

物語の中で、大仏の鋳造の技法が細かく描写されていて、
目から鱗が何度も落ちました。
文明の利器が全くない奈良時代に、
どうやってあの巨大な仏像を作ったのか、
どれだけの数の人間が苦役に耐え、
どれだけの数の命が犠牲になったのか、
今まで想像さえしなかった自分自身が不思議で仕方ないです。
今すぐにでも東大寺走って行きたい。

帚木蓬生氏の本を読むのは初めてでしたが、
彼の著書はたくさんあるので、
当分の間は楽しませてもらえるのでうれしいです。

目標体重まで1.2キロ

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